パルコ・プロデュース2022『桜文』
2022年9月5日(月)〜10月8日(土)
東京・大阪・愛知・長野
時は明治中期、桜満開の吉原。当代随一と謳われる花魁、桜雅(おうが)は、その妖艶な佇まいとともに、決して笑顔を見せないことでも、その名を知られていた。何とか桜雅の笑顔を引き出そうと、当代きっての大店である紙問屋の旦那、西条宋次郎(さいじょうそうじろう)は、その財力で豪華絢爛、贅を極めた花魁道中を開くことに。
一方、吉原のような世界とは全く縁のない堅物で生真面目な小説家志望の霧野一郎(きりのいちろう)に花魁道中の記事を書かせようと、新聞社が白羽の矢を立て、見物に参加させていた。全く笑わない桜雅を目の前に、霧野は、純真な心で思わず『笑ってください』と、叫んでしまう。途端に、『なぜ…』と発しながらゆっくりと倒れていく桜雅。混迷する花魁道中、騒然となる大勢の見物客。それは、決して思い出さないように心の奥深くに閉じ込めていた想いが、一瞬にして呼び覚まされてしまった瞬間だった。桜雅がかつて花魁の見習い、雅沙子として過ごしていた頃、心から想いを通わせ合っていた少年、仙太。二人の淡く儚い初恋の想い。しかし、その誠実さと繊細さゆえに、自ら命を絶ってしまった仙太に、霧野は瓜二つだったのだ。
花魁道中で笑顔を引き出せそうもなかった西条は、桜雅が突然意識を失ったことで体面が保たれた、と霧野をかばい、匿う。果たして、抗えない宿命に、この奇妙な出会いはどんな運命を与えるのか?
物語の歯車が動き出す……。
【脚本】
秋之桜子
【演出】
寺十吾
【出演】
久保史緒里(乃木坂 46)
ゆうたろう
松本妃代
石田圭祐
阿知波悟美
加納幸和
木村靖司
有川マコト
塾一久
中山朋文
永澤洋
福永マリカ
こぴ
白浜そら
石倉三郎
榎木孝明
【日程・会場】
9/5(月)~25(日)
東京・PARCO劇場
10/1(土)~10/2(日)
大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
10/5(水)
愛知・名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)
10/8(土)
長野・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター) 大ホール
【料金】
東京:全席指定¥11,000
大阪:S席¥11,500、A席¥9,800
愛知:全席指定¥11,000
長野:S席¥11,000、Sペア¥20,000、A席¥8,000
※未就学児入場不可
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